No.038 貝(?) オパール



ブログでも言っていた
2008人づくり・ものづくりフェア東京」に出展した作品紹介っす!

ちなみに去年出したのはコチラ


で、


今年の作品展はっすね、去年と同じように条件があるコンテスト作品展、
(ペンダントで10グラム以下、宝石無しの¥45,000以下のモノなどなど)

と、さらに!

今年が初回のジュエリーコンテスト作品展
(貴金属でシルバー以外のモノ、アイテム・宝石は自由、¥300,000以上のモノ)

と、二つの作品展があったんす。

んで、

もちろんオイラは両方に作品を出しまして(一つずつだけど)
まずはブログにも載せた条件付き作品の方からドゾ!っす。



画像をクリックすると大きい画像が見れます。


え〜っとブログから抜粋(笑)

仕様は、
プラチナ90018金のツートンのペンダントトップっす。
画像だとデッカイっすけど、金のネジネジの方で4cmくらいっすね。
モチーフはDNAモデルでまあオイラ理系なんでこういう形好きなんです!みたいなw

「作り」を言えば、
一本一本間隔空け溶接している間にある線が手間でして、
流れを崩さずネジネジなってるのは、一枚の板をネジネジしては中を切り抜き、
二本のネジネジにしてまっす。この方法なら二本とも同じ厚さ同じネジネジ具合
ってワケっす。何せ元が一枚の板っすから。


ってなワケで、条件付の方はこんな感じでしたっす。


それでは次っ!
本日のメインイベントォ〜っす!! (イベント?)


まずは「宝石は自由」ってことで用意したメインストーンをご覧くださいっす。



画像をクリックすると大きい画像が見れます。


10月の誕生石にもなっているオパールというヤツで、ご覧の通り変な形っす。
この変な形が「貝(?) オパール」という今回のタイトルになっているワケなんすけど、
なんかアサリとかハマグリとかみたいな形してるでしょ。
コレね、実はオパール化した貝の化石なんすよ。

ちなみこの貝オパール、41.56ctでコレだけで¥300,000っす。
親父に「¥300,000以上の品物じゃないといけないんだよ〜」と言ったら
コレをコロンと渡されたっす。(笑)

で!っすね、

この貝オパールを下にモチーフを考え、デザインを描いてみたんす。
それがコチラッ!





はい。とりあえず真ん中のおにぎり型のがオパールなんだろうけど、
「何だ?コレ?」って感じっすよね(笑)それでもいちおう解説するとっすね、
モチーフは網に捕らえられた貝。で、↑の曲線部分が網になる予定。
ってワケっす。イメージ的に網は投網のようにシュパーっとなっていて、
先端に付いている重しみたいのところにダイヤを入れるというワケっす。

ま、

↑こんなモンでいくら解説したところで所詮ワケワカメちゃんなのでね!

そろそろ出来上がった作品の方にいってみましょうかっ!!

コチラッ!!!っす。



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こんな感じに仕上がったっす。

正面・裏面・側面はこんな感じ。



画像をクリックすると大きい画像が見れます。



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仕様は、
オパールがメインストーンでプラチナ90018金で作り各所にダイヤを
合計0.94ctあしらった帯止めブローチっす。
横幅で約5.5cmあり、オパールが貝型だけに結構ボリュームがありまっす。

「作り」を言うと、
メインのオパールは爪らしい爪を使わずに網のパーツなどで留めてまっす。
全パーツそれぞれで仕上げまでやってからダイヤとか入ったまんま
枠にロウ付け(溶接)してまっす。ちなみに最後にロウ付けしたのは
ブローチの金具っす。

デザインを言うと、
うーん、あんま「網に捕らえられた貝」っていう感じではなく、
ずっと見ているとその厚みとかもあって、我ながら、自分でも、、、
なんかカニみたいに見えてくるっす(笑)

いまいち網になってないのと、技能士の先生につっこまれた「オパールに執着しすぎ」
っていうことで曲線の流れが全て内に内に行き過ぎたのが原因かも・・・っす。

とは言え、
来客の方でコレがイイ!と言ってくれる人もチョコチョコいて、
地元ケーブルTVに撮影されてたり、技術的にもデザイン的にも
まだまだではあるっすけどなかなかに評価を頂きましたっす。


最後にチラっと出展した作品お値段を言うと、

DNAモデルのは¥55,000
(展示中のみ条件だった¥45,000っす。実際だとこんくらい)

貝あらため蟹オパールは¥880,000っす。


最後の最後に、
両方ともデザイン賞をいただきましたっす。



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(2008/02/06)

poko