No.008 フラックスどっち?


いつもウチではロー付けの際使うフラックスはサンマグなんすけど、
お店のキャンペーンでアメリカ製のブルーフラックス
安く売っていたので試しに買って使ってみたんす。

で、

その二つのフラックスの使い心地解説っす。




『サンマグ』
溶接時の「濡れ」が良くロウが流れやすい。しかし、溶接した際に
ロウ付け面で結晶化(?)するので、ロウが流れたのを確認するのが
メンドクサイ。あと、放置しとくと乾燥しやすく固まりやすい。
再度水で溶いて使う事も可能だが、一度完全に固まってしまったモノは
溶いても多少塊が残り、フラックスとしての効果もやや落ちる。




『ブルーフラックス』
乾燥に強く固まっても再度水で溶いてやれば効果も復活する。
溶接した時もすぐ取れるのでロウの流れを確認しやすい。
一方でサンマグに比べると「濡れ」が起きるまでやや遅く、
範囲もよく塗った部分だけと狭い。


あくまでもオイラのカンですが使った感じこうでした。


以上の結果から、サンマグは範囲の広いロウ付けや素早い作業に
向いてて、頻繁に溶接する人にはイイ感じだと思うっす。
どちらかと言えばプロ仕様っすね。

ブルーフラックスの方は乾燥に強く塗った部分だけが「濡れる」
ことから毎日ロウ付けしない人や全体を焙りがちなブローバーナーを
使っている人には効果的だと思うっす。趣味で製作してる人は
こっちの方が使いやすいと思いまっす。

ちなみに、ウチの親父はサンマグの方が使いやすいと言い、
オイラはケースバイケースっすね。


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(2005/08/21 【日々】より)

poko