No.012 お手製工具
「お手製工具」と言っても簡単なモノなので紹介っす。
どんなモノかは、↓をご覧下さいっす。

左 銅板付きヤットコ 右 曲がりのタガネ っす。
まずは特徴・効果を説明っす。
『銅板付きヤットコ』
ヤットコの掴む部分が柔らかい銅板の為、「曲げ」や「押さえ」の時に
品物にキズが付きにくい(銅板の方にキズが付く)
ある程度モノが出来上がってから微調整したい時などに重宝するっす。
『曲がりのタガネ』
真っ直ぐにタガネが入らない所を彫る為のモノっす。
基本的にはリングの内側に彫りを入れる時に使いまっす。
(リングの輪に対して平行に彫れる)
難点として、持ち辛く、曲がり部分で力が分散するっす。
ってな感じで、次は作り方っす。
と、それぞれの作り方の前に! 今回のキモっす。
今回のヤットコとタガネ、どちらにしても溶接をしなくちゃいけないんすけど、
ジュエリー製作などで一般的に使うロウ材では鉄や超鋼素材のモノは
溶接し辛いので、ホームセンターのはんだコーナーなどで売っている、
超鋼素材用のロウ材を使った方がイイっす。真鍮色した銀ロウってのが売ってるっす。
(ちなみにこのロウ材情報はお教室の方に教えてもらったっす。どもっす!)
んでは、それを踏まえて作り方っす。
『銅板付きヤットコ』
普通のヤットコに溶接面から少しはみ出る位の銅100%の板を、
例のロウ材で溶接して、グラインダーで形を整えて完了っす。
注意点は銅100%っす。銅合金になると大抵硬くなってしまうので。
『曲がりのタガネ』
まず材料を見てくださいっす。

左はホームセンターの金物コーナーなんかにある建材補強(?)の鋼材っす。
画像のは厚さ4oなんすけど、ちと弱いので5mmあった方がイイかもっす。
んで右が、超鋼チップっす。ちょっと専門店じゃないと無いかもしれない
っすけど、そんなに長さはいらないので、市販の超鋼タガネの刃の部分を
折って使ってもOKっす。(ハンマーなどで叩けば簡単に折れるっす)
んで!鋼材を曲がり刻印のような形に切り、切り込みを入れて
そこに超鋼チップを例のロウ材で溶接して、刃を付ければ完了っす。
ポイントは、鋼材の曲がっている部分に「焼き」を入れる。
焼きが入ってないと彫る時に結構バネるっす。
ちなみに今回のタガネの刃の形状は曲線用毛彫りっす。
(直線用だとリング内側面などの場合食い込んでしまう為)
以上、お手製工具だったんすけど、どちらも特定の場面において
結構使えるモノなので一度お試しあれっす。
最後に、
『曲がりのタガネ』っすけど、鋼材から切り出すのが面倒な人は、
「曲がりの刻印」を使えばOKっす。
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